痛みが不安な方へ

痛みが不安な方へ

無痛治療という選択

痛みの緩和に対する考え方

昔の歯科治療では、少なからず「痛み」はつきものでした。歯を削るときや、麻酔を注射するときなど、それだけでも多少の痛みは避けられませんでした。そうした痛みを苦手に感じてしまうために、どうしても歯医者に通うことが億劫になってしまう歯科恐怖症の方も多かったのではないでしょうか。

当院では従来の痛みをできる限り軽減した治療を取り入れています。それは、最先端の治療器具・麻酔方法を用いて、高い技術力・手技とのバランスで行われる新しい治療法です。 技術的な面で言えば、リラックス・鎮痛効果のある吸入式の麻酔や、歯ぐきに塗りつけるジェル状の表面麻酔などがあり、こうした器具を使用するだけでも痛みの緩和に大きな効果を発揮します。

また、治療中で感じる「痛み」は、医師と患者さまとの信頼関係によっても大きく左右されるものです。「不安なままに行われる治療」、「何をするのかよく分からない治療」、「あまり信頼できない医師の治療」などは、患者さまにとってもそれだけで精神面のストレスとなり余計に痛みを感じてしまうかもしれません。

当院では、まずは患者さまにしっかりと治療内容を説明させていただき、ご納得いただいた上で安心して治療に専念していただけるよう、担当医としっかり話し合いながら治療プランを決めていきます。患者さまに信頼をいただける医師が担当し、リラックスして治療に専念していただけるよう、できる限り配慮させていただきます。

痛みを抑えるの6つの方法

強い抵抗や恐怖感をお持ちの方には表面麻酔を使用

当院では麻酔や痛みに強い抵抗や恐怖感をお持ちの方には、表面麻酔を使用しています。表面麻酔ではジェル状の薬品を患部に塗るだけで、注射で感じるチクっとする痛みや刺激を緩和できます。

麻酔薬を適温に保ち、さらに痛みを緩和

注射で注入する麻酔薬は、体温との温度差があるほど痛みを感じやすくなります。そこで当院では、麻酔薬と体温を同じ温度にすることで、注射する際の痛みや刺激を軽減させています。

可能な限り痛みを軽減させるテクニック

当院では世界最小クラスの超極細針を使用しており、注射針が触れる感覚さえほとんど感じないほど痛みがありません。また麻酔薬の注入スピードをに気をつけることで、痛みを限りなくおさえた麻酔注射を可能にします。

痛みを軽減するための手間は惜しみません!

痛みを軽減するための手間は惜しみません表面麻酔を行う場合、麻酔注射は2回に分けておこないます。1回目は表面を麻酔し、その効果が現れた後、2回目は目的の患部に麻酔注射することで痛みを軽減させる工夫をしています。手間と時間はかかりますが、できるだけ痛みや刺激を軽減させるためには必要な手法です。

医師との信頼関係も痛み軽減につながります

患者さまのお話をお伺いしていますと、過去に他の歯科医院で麻酔注射を受けた方のなかには、「麻酔が効くのに時間がかかった」、「麻酔が効きすぎた」、「麻酔注射が痛すぎた」など、さまざまな経験をお持ちの方がおられます。当院では、そうした患者さまにも安心して麻酔注射を受けていただけるよう、患者さまそれぞれに合った麻酔方法をご提案しています。

麻酔は効かなければ無意味ですが、あまりに効き過ぎても治療後の生活に支障をきたす恐れがあります。 治療プランについて医師とお話しいただく際は、ぜひ最適な麻酔方法についてもご相談ください。麻酔のご相談だけに限らず、医師とは何でも相談できて話し合える信頼関係をもつことも痛みの軽減につながります。

治療内容をきちんと理解して安心できる治療を

当院ではどの検査・治療においても、まずは事前の説明を徹底しています。患者さまに治療内容をきちんと理解していただき、ご納得の上で治療を受けていただくために、当院の医師・専門スタッフがサポートいたします。医師の説明もわからないまま治療を続けていては、不安ばかりで痛みどころの問題ではありません。信頼できる医師のもとで安心できる治療を受けることは、さらなる痛み軽減にもつながります。ご自身の治療について不明な点や些細なご質問などあれば、当院までいつでもお気軽にご相談ください。

治療後の「痛い・腫れ」の心配は無用!?当院がしっかりとサポート!

治療後の痛み1歯医者での治療は、治療後の経過も重要です。歯科治療の直後は口腔内の状態も普段は異なる状態にあるため、まれに歯や歯ぐきの「痛み・腫れ・知覚過敏」などさまざまなトラブルを発生する場合があります。

こうした症状はとくに歯の周辺にある神経の炎症や何らかの刺激が原因で引き起こされます。当院ではこうした治療後のサポートも徹底するために、治療前から可能な限り治療した後のことも考慮して、患者さまにとって最適な治療プランを選択します。治療した後の痛みを軽減することも治療の一環と考えます。

また、「できる限り自然な歯を残す治療」を重視していますので、歯の神経系を刺激する治療はできる限り行いません。とくに歯の神経を取り去る治療法は、患者さまの末永いお口の健康を維持するためにもお勧めできません。「できる限り自然な歯を残すためにも歯の神経も残しておくべき」というのが当院の診療方針です。

以上、痛みの軽減方法についてポイントをご説明してきましたが、最後に、「例外もある」ことをお伝えさせてください。患者さまそれぞれのあらゆる状態や症状のなかで、状況によっては患者さまの痛みを軽減させることよりも、治療行為そのものを優先させなければならないケースがあります。もちろんその場合も医師より事前に説明させていただきます。歯科治療で大切なことは「健康な歯を長く維持すること」にあります。万が一の状況で、どうしても必要な場合や緊急を要する場合は、痛みをともなう治療も行われる可能性があることをご理解ください。